こんにちは、結城です。

 

ネットビジネス、とりわけ成果報酬型のアフィリエイトにおいては、

誰かに商品を売って、買ってもらわなければ利益が発生しません。

そして、商品を売るという行為は、たいていの場合文章で行います。

 

もちろん、音声や動画で商品を販売する方法もなくはないですが、

ネットを利用した販売となれば、言葉、すなわち文章を用いて

商品を売ることが基本的なやり方になっています。

 

ということは、その文章の出来によって成約率が大きく左右されることになります。

 

そのためネットビジネスにおいては、少しでも成約率を上げるために、

「文章によって相手の感情を揺らす手法」がもてはやされています。

これが、俗にいう「コピーライティング」というものです。

 

コピーライティングの定義としては様々ありますが、

「相手の感情を揺さぶる文章のテクニック」という認識で差し支えありません。

 

「いかに相手の心を揺さぶれるか」で商品の成約率は大きく変動しますから、

多くのアフィリエイターは「コピーライティングさえ覚えれば稼げる!」

と主張しがちです。

 

確かに私自身も、コピーライティングを学んだことによって、

成約率が大きく上昇したという経験もあるので、

コピーライティングを否定するつもりは決してありません。

 

しかし、コピーライティングというものは安易に解釈されがちでして、

 

・非常識な言葉を用いればいい

・数量限定を全面に出して、相手を焦らせればいい

・商品を購入しないデメリットを押し出し、恐怖を与えればいい

 

などといったように、文章を書く上での

小手先のテクニックとして用いられているという傾向もあります。

 

そして、そんな小手先のテクニックばかりを追求するあまりに、

文章の基本的な構造や文法が疎かになっているブログをよく見かけます。

 

コピーライティングに関しては、どこの誰もが重要だと主張されていますが、

その根底にある文章の基礎や文法については、あまり騒がれていません。

 

そういうわけで、今回は、

コピーライティング以前の文章の基礎事項について、

代表的な6つの品詞についての基礎的な使い方をお伝えしたいと思います。

 

少し長くなりますが、あなたの今後のネットビジネスにおける商品の成約率に

大きく関わることですので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

文章・文法における基礎的な6つの品詞について

それでは、文章を書く際に意識するべき6つの助詞の使い方について説明していきます。

具体的には、主語・述語・助詞・接続助詞・接続詞・指示語の6つです。

 

「なんだか難しそうだな」と感じてしまったかもしれませんが、

これからお話することは、一つ一つ覚えなければならないようなものではありません。

 

結局は、

「読み手が、ストレスなくリズムよく文章を読めるように心がける事」

を意識しているかどうかです。

 

これさえ頭の中にいれておけば、

自然に適切な使い方ができるはずです。

 

それでは、いきましょう!

 

主語は、文章の主体を表す基本中の基本である

主語は多くの人が認識している通り、

文章内における「私は」「私が」「あなたは」「あなたが」「その人は」「その人が」

といった、『が』や『は』を助詞として文章の冒頭に付ける事が多いものであり、

文章の 「主体」となる対象を表しています。

 

そのため、主語が抜けている文章や、主語が不適切なものになっている文章、

分かりにくい文章 は、読み手にとって非常読みにくいものになってしまいます。

 

主語のポイントとしては以下の2点を意識するだけでOKです。

 

1 主語はできるだけ文頭に置く。

 

主語は、できる限り文頭に置くのが望ましいです。

なぜならば、読み手にとっては主語が現れるまで文章そのものが

「誰の」主張なのかイメージできず、置いてけぼりにされてしまうからです。

 

悪い例)

ネットビジネスで最も長期的かつ安定的に稼げるのは、DRMを駆使した

ブログ・メルマガアフィリエイトだと、私は気づいた。

 

改善例)

私は、ネットビジネスで最も長期的かつ安定的に稼げるのは、DRMを駆使した

ブログ・メルマガアフィリエイトだと、気づいた。

 

2 その文だけを読んだ時でも意味がわかるようにする(主語を省略しない)

 

よく見かけるのが、その文だけを読んでも主語がなんなのかがはっきりしない文章です。

主語が読み取れない文は、非常にわかりにくく「話が下手な人」という印象を

読み手に与えてしまいます

 

悪い例)

私は、DRMこそ最強のマーケティング手法だと知ってから、DRMについて徹底的に学んだ。

そして、多くの人は知らないからこそ、私は彼らに差をつけることができたのだった。

 

改善例)

私は、DRMこそ最強のマーケティング手法だと知ってから、DRMについて徹底的に学んだ。

そして、多くの人は、DRMが最強のマーケティング手法であることを知らないからこそ、

私は彼らに差をつけることができたのだった。

 

述語は、主語との関係性を意識して用いる

述語とは、主語の表すものの動作・作用・性質などを述べた語のことです。

例えば、食べる、歩く、寝る、わかる、できる、考える等が述語です。

 

「主語」と「述語」は、それぞれが一体であり、

「主語」と「述語」の構成を意識するだけでも、

文章は格段に分かりやすく、読み易い文章になります

 

述語のポイントとしては「主語と述語をできるだけ近づける」ことです。

 

なぜならば、主語と述語が離れすぎていると、

主語がどういう動作を行うのかがすぐに認識できないため、

読み手に不要なストレスを与えてしまうからです。

 

先の例文を用いて説明しましょう。

 

悪い例)

私は、ネットビジネスで最も長期的かつ安定的に稼げるのは、DRMを駆使した

ブログ・メルマガアフィリエイトだと気づいた。

 

改善例1)

私は気付いた。

ネットビジネスで最も長期的かつ安定的に稼げる手法は、DRMを駆使した

ブログ・メルマガアフィリエイトである、ということにである。

 

改善例2)

「ネットビジネスで最も長期的かつ安定的に稼げる手法は、DRMを駆使した

ブログ・メルマガアフィリエイトである」

私はこのことに気づいた。

 

助詞は、違和感をなくすことが重要である

助詞は、「が」「は」「の」「を」「や」「へ」「と」「で」「に」など、

文章内の単語と単語の間に用いていくものです。

 

助詞を不適切な文章は、それだけ不自然なものになってしまいます

 

悪い例)

多くのアフィリエイターが、文法の勉強を疎かにしていため、

アフィリエイトが稼ぐ事を出来ていない状況にあり、

そんな中で私が文法の勉強に徹底した事で稼げるようになった。

 

改善例)

多くのアフィリエイター、文法の勉強を疎かにしているため、

アフィリエイト稼ぐ事出来ていない状況にあり、

そんな中で私文法の勉強徹底する事で稼げるようになった。

 

日本の義務教育を終えているような人であれば、

基本的に日常会話で助詞を使う事は問題なく出来ているはずです。

 

しかし、文章を「書く」という段階においては、

助詞が「不自然なもの」や「違和感のある形」に

なってしまう傾向が非常に見受けられます。

 

このような文章の違和感を解消するには「文章を声に出して読んでみる」ことがお勧めです。

多くの人は、書く事よりも聞く事のほうが慣れているため、

実際に自分が読み上げ聞いてみると、違和感を見つけやすいといえます。

 

接続助詞は、多用せず文章の繋がりを意識して用いる

「接続助詞」は、「~ますが、」「~ですので、」「~なので、」「~なのに、」

などの 2つの文章、文節を1つに繋げていく際に用いている品詞のことです。

 

接続助詞の使用におけるポイントは、以下の通りです。

 

1 多用を避ける

 

接続助詞をあまりに多用し過ぎた文章は、それを多用すれば多用しただけ、

その一文が長くなり過ぎてなってしまうため、文章の意味が分かりにくく、

伝えたい事が伝わりにくい文章になってしまいます。

 

悪い例)

私はネットビジネスを始めてもう3年にもなりますが、最初は思うように作業を進まず、

何度も挫折しそうになりましたが、それでも諦めずに粘り強く継続したので、

今では一日たったの1、2時間程度の作業しかしていないのに、会社員時代では

考えられなかった収入を得る事ができていて、あなたにもお勧めしているのです。

 

改善例)

私は、ネットビジネスを始めてもう3年にもなります。

最初は思うように作業を進まず、何度も挫折しそうになりました。

しかし、それでも諦めずに粘り強く継続したので、

今では一日たったの1、2時間程度の作業しかしていないのに、

会社員時代では考えられなかった収入を得る事ができています。

そのため、あなたにもネットビジネスを始めることをお勧めしているのです。

 

接続詞は、文章の展開を示す重要な品詞である

「接続詞」は、「だから」「ゆえに」「したがって」「よって」「しかし」「また」

「つまり」「なぜなら」「そして」「ところで」「要するに」「ただし」など、

文と文の関係を表す役割を担うものであり、基本的には文章の頭に示します。

 

文章において、その「接続詞」のみを捉えるだけで、

読み手側は、それ以降に展開される文章が「どういう視点で展開されるものか」を

認識できるようになるため、より文章そのものが理解しやすくなるのですね。

 

接続詞を用いるポイントは以下の3つです。

 

1 然るべき接続詞を正しく用いていく

2 同じ接続詞を連続して用いないようにする

3 必要の無い接続詞は省略する

 

接続詞は、その接続詞における「役割」を踏まえた上で、

その文章の流れや内容に応じた「接続詞」を正しく用いていく必要があります。

 

接続詞における「5つの主な役割」

 

A  順接:前文に対して、結果、結論を示す文章に用いる

(だから、それで、ゆえに、したがって、よって、等)

 

B  逆説:前文に対して、対立した主張を示す文章に用いる

(しかし、ですが、ところが、とはいえ、それでも、等)

 

C  並列(付加):前文に対して、同列の主張を挙げる、加える

(そして、また、その上、さらに、加えて、等)

 

D  説明:前文に対して、補足、説明を加える文章に用いる

(つまり、なぜなら、ただし、要するに、いわば、等)

 

E  選択(対比):前文に対して、選択、対比を担う文章に用いる

(または、あるいは、それとも、むしろ、もしくは、等)

 

以下、一つずつ説明していきましょう。

 

A  順接(因果):前文に対して、結果、結論を示す文章に用いる

 

私は、文章における文法の大切さに気付いた。

だから(ゆえに)、文法を勉強する事にした。

 

 

B  逆説(相反):前文に対して、対立した主張を示す文章に用いる

 

私は、文章における文法の大切さに気付いた。

しかし(それでも)、文法を勉強しなかった。

 

 

C  並列(付加):前文に対して、同列の主張を挙げる、加える

 

私は、文章における文法の大切さに気付いた。

また(そして)、それは如何に読みやすい文章を書くことが大事か気づくきっかけになった。

 

 

D  説明(補足):前文に対して、補足、説明を加える文章に用いる

 

私は、文章における文法の大切さに気付いた。

つまり(要するに)、如何に読みやすい文章を書くことこそがに重要かに気づいていたのだ。

 

 

E  選択(対比):前文に対して、選択、対比を担う文章に用いる

 

アフィリエイトで稼ぎたいなら、コピーライティングを学ぶべきである。

もしくは(または)、文章力を必要としないビジネスにシフトチェンジするべきだ。

 

 

2  同じ接続詞を連続して用いないようにする

 

接続詞を用いて文章を構成していく場合に「そして…」「そして…」「そして…」

といったように同じ接続詞を連続して多少してしまうと、

文章自体がメリハリのない違和感があるものになってしまい、

文章の反応を下げてしまう要因となってしまいます。

 

 

3 必要性の無い接続詞は省略する

 

並列(付加):前文に対して、同列の主張を挙げる、加える

説明(補足):前文に対して、補足、説明を加える文章に用いる

 

この2つに該当する接続詞は、「あえて使わない事」が

それほど大きな支障を来すものではない傾向にあるので、

文章の流れや構成によっては省略することができます(示す必要性が無ければ省略する)。

 

例) 並列(付加)の接続詞を省略しても違和感のない文章

 

私は、文章における文法の大切さに気付いた。

また(そして)、それは如何に読みやすい文章を書くことが大事か気づくきっかけになった。

私は、文章における文法の大切さに気付いた。

それは如何に読みやすい文章を書くことが大事か気づくきっかけになった。

 

例) 説明(補足)の接続詞を省略しても違和感のない文章

 

私は、文章における文法の大切さに気付いた。

つまり(要するに)、如何に読みやすい文章を書くことこそがに重要かに気づいていたのだ。

私は、文章における文法の大切さに気付いた。

如何に読みやすい文章を書くことこそがに重要かに気づいていたのだ。

 

 

ただし「並列」「説明」を担う接続詞であっても、

それを示す方が「文章の論理構成」が明確になる場合もあります。

よって、これに関しては「どちらが分かり易く、読み易いか」で判断するといいです。

 

対して「順列」「逆接」「選択」の役割を担う接続詞は、原則として省略しません。

 

例) 順接(因果)の接続詞が必要な文章

 

私は「文章を書くスキル」の重要性に気付いた。 コピーライティングを勉強する事にした。

私は「文章を書くスキル」の重要性に気付いた。

だから(ゆえに)、コピーライティングを勉強する事にした。

 

 

例) 逆説(相反):前文に対して、対立した主張を示す文章

 

私は「文章を書くスキル」の重要性に気付いた。

コピーライティングに重きを置く事は避け続けた。

私は「文章を書くスキル」の重要性に気付いた。

それでも、コピーライティングに重きを置く事は避け続けた。

 

 

例) 選択(対比):前文に対して、選択、対比を担う文章

 

アフィリエイトで稼ぎたいなら、コピーライティングを学ぶべきである。

文章力を必要としないビジネスにシフトチェンジするべきだ。

アフィリエイトで稼ぎたいなら、コピーライティングを学ぶべきである。

もしくは(または)、文章力を必要としないビジネスにシフトチェンジするべきだ。

 

 

それでは、接続詞を用いる3つのポイントについてまとめてみましょう。

 

・然るべき接続詞を正しく用いていく

⇒ 接続詞における6つの役割に応じた使い方をする。

・同じ接続詞を連続して用いないようにする

⇒ 同じ接続詞が続く単調な文章を作らないようにする。

・必要性の無い接続詞は省略する

⇒ 並列、説明の役割を担う接続詞は、状況に応じて省略する。

 

指示語(指示代名詞)は、領域を意識して用いる

指示語(指示代名詞)は、「それ」「これ」「あれ」「その」「この」「あの」

などの代名詞を意味し、以下を原則として用いる。

 

・これ ⇒ 書き手側の領域にあるものを指す

・あれ ⇒ どちらにも属さないものを指す

・それ ⇒ 読み手、聞き手側の領域にあるものを指す

 

原則として、基本的に指示語(指示代名詞)を含む一文は、

直前の一文に対してだけ用いるようにします。

 

悪い例)

「世の中の情報商材は詐欺商材ばかりだ!」

当時の私は完全なノウハウコレクター状態でした。

このように嘆いては、また巧妙に並べられた謳い文句に騙され続けたのです。

 

改善例)

「世の中の情報商材は詐欺商材ばかりだ!」

このように嘆いては、また巧妙に並べられた謳い文句に騙され続けていた当時の私は、

まさに完全なノウハウコレクター状態でした。

 

上の例だと、「このように」の指しているものが、

直前にある、「世の中の情報商材は詐欺商材ばかりだ!」

であると、すぐに認識することができるので、

読者の方にとってストレスを与えないで済むことができています。

 

ネットビジネスにおける文法はコピーライティング以前の土台

「ネットビジネスで稼ぐためにはコピーライティングのスキルが最も重要である」

 

冒頭でも述べたように、このような主張は非常に多くのところで見聞きします。

もちろん、私自身コピーライティングの勉強は今でも続けておりますし、

コピーライティングの技術を磨いたことで、

商品の成約率に対してダイレクトに影響したことも体感済みです。

 

しかし、「コピーライティングをふんだんに使って感情を揺さぶってやる!」

という意識が見え透いた文章がネット上には非常に多く、

そのような文章は、根本の文法が崩れてしまっていることが結構あります。

 

そういった文法が崩れてしまっている文章は非常に読みづらく、

読み手に余計なストレスを与えてしまいます。

 

その結果、読み手の読む気を失くしてしまい、

 

「この人の文章はなんだか読みずらいな…」

 

とマイナスのイメージをもたれてしまい、成約率を落とすことに繋がってしまいます。

 

そういった事態にならないように、今回の記事を参考にして、

あらためて文章と向き合ってもらえたらなと思います。

 

それでは、最後まで御覧いただき、ありがとうございました!